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新型インフルエンザとその対策について考えてみる(1)

ここしばらく新型インフルエンザの影響で町中はマスク姿の人が目立ちましたね。
ようやく流行も終息宣言を出すべきだという意見が出てきていますが、果たして・・

○毎日新聞
新型インフルエンザ:国の終息宣言、国交相が要請(2009/06/06)

今日はインフルエンザにまつわるあれやこれやを考察してみました。
間違ってる部分もあるかも知れませんので、迷子にならぬようお気をつけて・・

・ウイルスの構造
ウイルスはDNAやRNAといった核酸と、
それらを包み込む鎧の役割を果たしているカプシドタンパク質からなる"粒子"です。
多くのウイルスはこれに加えて、さらに外殻にエンベロープという脂質二重膜を持ちます。
これはウイルスが感染して増殖した細胞(ホスト)の細胞膜由来のもので、
ここにはウイルス自身の遺伝子がコードしているスパイクタンパク質が埋まっています。
(ちなみに、私はウイルスを生物と定義するつもりは"あまり"ありません。
これもいつか記事として書いてみたいですが、今回は置いときます。)

・アルコール消毒の有効性
アルコールには脂質を良く溶かす性質があります。
そこでエタノールやイソプロパノールといったアルコール類を使うことで
エンベロープを溶かしてウイルス構造を破壊し、感染力を失活(なくす)させています。
この原理で言うと、石鹸も一定の効果があると言えますね。

  石鹸は親水基(水が好きな部分)と疎水基(脂が好きな部分)を
  併せ持つ分子で(界面活性剤と言います)、この疎水基の部分が
  脂質二重膜(を構成する分子の疎水部分)と結合することで膜構造を破壊、
  つまりウイルス構造を破壊すると考えられます。

今回の新型インフルエンザウイルスはエンベロープを持つ普通のウイルスなので、
アルコール、石鹸による手洗いは消毒に十分有効であると考えられます。

・・ここで終わってしまっては何なので、ちょっとした疑問をつついてみましょう。

・では石鹸による手洗いはエンベロープを持たないウイルスには無意味?
こっからも旅は長いです。まだ興味が持続していれば、続きをどうぞ(^_^;)
物理的に洗い流すという意味ではおそらく全てのウイルスに対して意味があります。
ただ石鹸による手洗いは、汚れを含む真っ黒な泡を直接見て確認でき、
さらに手から香る香料の芳香が清潔感を連想させることから、
つい洗浄=消毒もできているといった万能イメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、汚れ(油汚れや蛋白汚れ)を落としているのは界面活性剤としての機能であり、
"エンベロープを持たないウイルス"の不活化に積極的な役割を持つものではありません。

しかし最初に書いたように、物理的に除ウイルスするためにも手洗いは大事。

  ウイルスではなく"殺菌"を目的とするならば石鹸で汚れを落とした後で
  逆性石鹸(先、混合は駄目)や、殺菌剤入りの薬用石鹸を使うのが良いでしょう。

  また混同されがちですが、殺菌という言葉は「菌」に対する言葉で、
  ウイルスを殺菌するとは言いません。だってウイルスは菌ではありませんから。
  また除菌、殺菌、滅菌・・いろいろありますが、実はそれぞれ意味が異なります。
  嘘は言ってないけど事実を知れば何だそれ?!的なこともありますよ。

・ガラガラ~ペッ うがいは?
これについてはよくわかりません。
喉の粘膜が乾燥することを防ぎ、本来の免疫力をキープさせる、ということなのでしょうか。
また5分の外出ならともかく、数時間前に侵入した(粘膜に捕まった)ウイルスが
いつまでも喉にいるわけがなく、ウイルスを吐き出すという効果は期待できないでしょう。

長くなってきたので、次の記事に持ち越しです。

--連続記事--
・新型インフルエンザとその対策について考えてみる(2)

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